―【谷根千の町とこどもを守る会メルマガvol.1】―2010/3/24号
★1★第一回説明会のご報告とこれから
★2★イベントのお知らせ
★3★定期報告[NTT問題の実情]Vol.1
★4★後記
―――――――――――――――――――――――――――――
★1★第一回説明会のご報告とこれから★★★★
3月6日の15時より谷中コミュニティセンターにて「谷根千の町とこどもを守る会」第一回説明会を開催いたしました。
たくさんの方にご出席いただき、本当にありがとうございました。
また、今回ご出席できなかった方からも、HPをご覧いただいたり、お声をかけていただき、NTT駒込第二ビル増設計画に対する関心の高さを改めて感じるとともに、
『谷根千の町が好き、大切にしたい。
子どもたちに負の遺産を残したくない。』
その思いが共通していることを実感いたしました。
1.代表団スタッフの自己紹介
谷根千に住む駒込保育園、しおみ保育園、千駄木小学校、汐見小学校、
お茶の水女子大学付属小学校の保護者などの有志を中心として結成しています。
2.私たちが不安に思うNTTの問題点とは
1)電磁波、低周波音被害
2)膨大な室外機の被害
3)町の価値の下落(地盤沈下、風害)
4)愛すべき町並みの崩壊
このような不安があるにもかかわらず、NTTからの十分な説明がなく、その対応でさらに不安をあおられている。
法制化がされていないからこそ、「安全である」と保証すべきではないか。
3.NTT駒込第二ビル増設工事着工までの経緯
・50m以内の近隣住民にのみ工事説明会のお知らせがなされる。
・説明会の開催の知らせはマンションの掲示板で告知されていたが、ポスティングは無かった。
・近隣に住んでいたり、近隣保育園に通わせているのに、説明会の案内等が配布される範囲に含まれていなかったため、着工する最近までマンションができるのかと思っていた人も多い。
・過去の説明会には平日夕刻であったので出席できず、休日の開催を求めたが開催されていない。
・そんな中、工事が着工。
・何が建つのかわからず、電磁波、騒音、地盤沈下などの心配もあるため、特に子供を持つ親としては、大きな不安を抱えている。
4.私たちはなにをしようとしているか
そこで、『谷根千に住む父母の中に「不安」が広がっているため、この「不安」を解消してほしい』
その声をNTTに伝えたいと思います。
まずは説明会の開催を求めていきます。
5.参加者の方の自己紹介と意見や疑問
・チラシもこなかったので2年間こんな活動があったことを知らなかった。何事も知らないと始まらないので知っていきたい。
・資料請求した。電磁波については自分たちに都合のよいようにロジックを組み立てている印象。
・「安全性の保証を求める」とあるが、具体的にどうするのか?
とのご意見をいただきました。
6.メールマガジン購読、署名のお願い
今後の活動などをメールマガジンでの配信を行います。
また、より多くの署名を集めていきたいので、現在行っている電子署名へのご協力をおねがいいたします。
→メルマガ登録 http://www.mag2.com/m/0001106241.html
→電子署名 (PC)http://www.shomei.tv/project-1459.html
(携帯)http://www.shomei.tv/mobile/project.php?pid=1459
★2★イベントのお知らせ★★★★
------------------------------------------------------------------
■NTTビル建設に伴う地盤沈下の勉強会
日時:3月25日19時〜
場所:谷中コミュニティセンター 第1、第2会議室
講師:小松田精吉先生(工学博士)
主催:谷中千駄木を愛する会 森幹松、田部武、岩城恵美子、横山幸子
------------------------------------------------------------------
「谷根千の町と子どもを守る会」ではなく、よみせ通りの方々を中心にした「谷中を愛する会」の方々の主催により、
3月25日に専門家の方を交えての勉強会が開催されることとなりました。
特にNTTビルのすぐ裏手にあるよみせ通りの方々が心配なさっている地盤沈下についての勉強会です。
講師のかたをお招きして谷中コミュニティセンター第1、第2会議室にて開催されます。
ご興味がある方はぜひご参加ください!
★3★定期報告[NTT問題の実情]Vol.1★★★★
―「8階建て、地下3階」のウラ―
建築計画のお知らせが半径50メートルの範囲の住居に配られたのは、2008年2月のことでした。
「8階建てのビルを建築します」
その知らせに、最初の説明会に参加した住民の多くは、「NTTの8階建の社員寮でもできるのだろうか」という気持ちでした。
50人入ればいっぱいの会場。
しかし説明を聞いてみると、
「あれ?8階建てって書いてあるけれど、8階建てで49メートルの高さって高すぎない?」
そんな初歩的な疑問から始まり、
「この大きさの建物を建てるのに、説明会を開催する範囲が半径50メートルでは狭すぎないか?」
「人のいないコンピュータビルができるの?」
その場で初めて「8階建のビル」という表記に隠された実情が明らかになったのです。
蓋を開ければ、本来は法律上半径100メートルの住民に告知をしなくてはならない巨大ビル(のちにその世帯にも説明会の案内を配布)。
マンションでいえば16階建て&地下6階、社員寮どころか、24時間365日一日も休むことなく稼動するコンピュータビルだったのです。
―約2年後にようやく配布された資料―
しかし、当初はこのビルに使用される電力量はおろか、中に入るコンピュータの台数も、一切公表されませんでした。
現在、みなさんがNTTファシリティーズに問い合わせをすると、建築計画書とともにこのビルが建設された場合の電磁波、低周波音、風害などのシミュレーションなどが送られてきます。
一般人が読んでも難しいものですが、建築関係の方に見ていただくと、「自分の都合のいいように書かれているし、疑問点も多いシミュレーションだね」とのことでした。
しかも、この資料が配布されたのは、当初の説明会から約1年11ヶ月経った2010年1月になってからです。
反対運動をしていらっしゃった住民の方々の再三の要望により、ようやく作成されたものなのです。
〜こちらから求めなければなにも言わない〜
質問しても基本的に「持ち帰ります」の返事はあるけれど、次の説明会でその質問に対する答えはないままに説明に入っている。
そのような姿勢に、何度説明会が繰り返されても、住民たちの不安が消えることはありませんでした。
私の母がこう質問したことがあります。
「電磁波の数値とかいろいろおっしゃっていますが、よくわかりません。
私たちが知りたいのは、それが本当に安全なのか、それだけです」
そしてこのようなことも何度も発言しています。
「私の娘はサラリーマン夫婦で、必死になって働いて、この土地が好きでようやくマンションを買いました。
この町に住むことを喜んで、子ども二人を育てようとしています。
それでも子どもたちになにかあったらどうしようと不安になる建物ができて、一体どうすればいいんですか?」
―NTTに、「企業と町の共存」の前例を作って欲しい!―
法制化がされていないからこそ、「安全である」と保証する。
住民たちが不安に感じるものを、営業利益のためにどうしても建てなければいけないのならば、保証がほしいと思うのはおかしいことでしょうか?
今回の件がこのまま実行されれば、同じような問題が全国各地に起こりえます。
NTTが【安心・安全で豊かな社会の実現に貢献する】ことをCSRに掲げ、地域貢献を訴えている企業であるならば、率先して「企業と町との共存」の実例を作ってほしいのです。
「さすがは日本を代表する大企業」と私たちが言いたくなる企業であってほしいのです。
署名をネットで集めることとあわせて、アナログの署名を集めるための場所も検討しています。
まずはこの問題を周囲のかたがたに伝えていただけませんか?
そして皆様のお力をお貸しください。
お知り合いにHPなどのアドレスを回すだけでも構いません。
私たちもNTTの方に、条例で定められた、今まで説明を受けてこなかった住民に対する説明会の開催をお願いする予定です。
★4★後記★★★★
次号は、25日のご報告および、NTTとの連絡の経過などのご報告をしたいと思っています。
このメールマガジンはご登録いただいた方以外にも、14日に参加くださった方にお送りしています。
続報をご希望の方は下記HPからメールマガジンの購読手続きをお願いいたします。
http://yanesenmamorou.web.fc2.com/
==================================================
署名プロジェクト名:
NTTのコンピュータビルから谷根千の町とこどもを守る!
↓こちらから署名にご協力ください
http://www.shomei.tv/project-1459.html
==================================================
☆★☆――――――――――――――――――――――――
■「谷根千の町とこどもを守る会メルマガ」
〜NTTのコンピュータビルから谷根千の町とこどもを守ろう!
☆発行責任者:谷根千の町とこどもを守る会
代表 澤田圭司・下津屋真弓・隅澤昌史
☆公式サイト:http://yanesenmamorou.web.fc2.com/
☆公式ブログ:http://yanesenmamoro.jugem.jp/
☆問い合わせ:yanesenmamorou@gmail.com
配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0001106241.html
――――――――――――――――――――――――☆★☆
※この団体は、駒込保育園、しおみ保育園、千駄木小学校、汐見小学校、お茶の水女子大学付属小学校の保護者有志を中心として結成しています。